原因がわからないと「心因性ですよ。」
とか「心の問題ですよ。」
とか「ストレスはありませんか。」
と言われたことはありませんか。
これまでは原因がわからなければすべて『心因性』としていた部分があります。
最近は痛みの研究が進んできていて
『痛覚変調性疼痛ーつうかくへんちょうせいとうつうー』
という新たな名前が付きました。
※器質的な疾患があるがそれだけでは十分に説明しえない痛み。
※脳の神経回路の変化で起きる。（脳の痛み処理に問題が起きる）
※身体の組織や神経に損傷がなくても生じる。
難しいですよね。
私もはっきりと理解できたとは言えないです。
この中の一部として心理社会的要因も入るようです。
人間の身体に本来備わっている
鎮痛を起こす物質が脳から出なくなって
痛みを慢性的に感じてしまう。
慢性疼痛があるとドーパミンが出にくくなります。
ドーパミンは神経伝達物質の一種で、
痛みの信号を脳に伝える経路を遮断する
セロトニンやノルアドレナリンの分泌にかかわります。
運動するとドーパミンが出やすくなるので
慢性疼痛がある場合には運動をおすすめしています。
やりすぎる方もいらっしゃるので
指標としては「次の日に疲れが残らない程度の運動」です。
はじめから「痛みをゼロにする！」という大きな目標を立てると
治療の途中で「なんで痛みがなくならないんだろう？」と
辛くなってきてしまうので
ある程度 痛みをコントロールできるようになれば
『できること』を増やしていきます。
その中に運動を取り入れていくと
ドーパミンが出やすくなり
さらに痛みを自分でコントロールすることができるようになります。
できることをひとつずつやっていくことが
本当に大きな『一歩』になることは間違いないです。
歯やお顔の痛み・しびれのお悩みに尼崎市（塚口）にあるYNSAの紗楽（SARAKU）鍼灸院
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