慢性痛って３~６カ月以上続く痛みのこと
っていいますが
同じけがをしても
慢性痛になる人とならない人がいます。
どうしてそんなことが起きるのでしょうか。
人間は生まれて初めてけがをしたときに
『痛みの体験』をします。
これが『痛い』っていうことなんだと知ります。
ケガをしたときに回復過程をたどる人は
痛みに対して恐怖を感じません。
ケガをしたから痛いのね。
傷がなおったら痛みがなくなるよね。
それに対して処置をし、回復過程をたどります。
慢性痛になる人は
ケガをしたときに痛いなと思い
痛みに注目します。
どうやったときに痛みを感じるだろう。
痛みの範囲はどこからどこまでだろう。
痛い場所は？腫れてる？血が出てる？膿がたまってる？ジュクジュクしてる？
今ある痛みをとても重大なことと とらえ
痛みから逃れられないと思ってしまいます。（痛みの破局化）
なんでこんなに痛いんだろうと思い
ネットで検索したりして
怖い病気の情報を得ることにより
さらにネガティブな感情になります。（痛みに伴う恐怖）
痛みのことを繰り返し考えます。
痛みを恐れることにより痛みに注目します。
それにより、筋肉が緊張しさらに痛みが強まります。
活動（動く）したら痛くなるのではないかと
過度に安静にします。
痛みが続くことにより精神的負担を感じたり
私の痛みを理解してもらえないと思い
抑うつ傾向になります。
過度に安静にするので
痛くなる可能性のある日常生活動作を避けるようになり
仕事を退職したり、家事ができなくなったりします。
安静にすることにより
廃用が進みます。
筋力が低下し、少し動いただけでも痛みを伴うようになります。
もともと痛かったところ以外の場所の痛みが出ることもあります。
そういう状態がぐるぐる回ることにより
慢性痛という状態になります。
認知行動療法とは
そのぐるぐる回る状態から抜け出すための行動をすることです。
日常生活で無理のない程度の
運動をとりいれやってみる。
すこし痛みが起きるかもしれないけどやってみる。
それを達成することにより自信を回復します。
「あれ？私大丈夫かも。」と気が付くことが大切です。
歯やお顔の痛み・しびれのお悩みに尼崎市（塚口）にあるYNSAの紗楽（SARAKU）鍼灸院
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