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  • 歯やお顔の痛み・しびれのお悩みに尼崎市(塚口)にあるYNSAの 紗楽(SARAKU)鍼灸院

病気は基本的にこわいと思わないことが大切です。

なぜこわいのか。

それは、対処法がわかっていないからです。

     

対処法が分かれば

こわいと思わずに

たんたんと治療をしていくのみです。

   

   

顔面神経麻痺も

中枢性と末梢性があります。

  

中枢性とは

頭部に腫瘍ができて顔面神経にまきついているとか…

それは病院で見てもらう病気であり、

鍼灸院に来られることは少ないので

今回は末梢性の顔面神経麻痺についてお話しします。

 

末梢性というのは

神経の先の方、終わりの方、

という意味です。

つまり脊髄から先の神経で起きている

ということです。

 

   

末梢性には

外傷 

つまり怪我をして顔面神経を傷つけてしまった。

手術をして顔面神経を傷つけてしまった。

というものも入りますが

  

原因が分からず

ある日突然、顔面神経麻痺になった。

というのが大半だと思います。

  

これが

ラムゼイ・ハント症候群や

ベル麻痺

といわれるものです。

  

ラムゼイ・ハント症候群は

水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)

が原因で起きます。

     

     

一方

ベル麻痺は

いまだ原因不明ですが

単純ヘルペスウイルスが関与しているのではないかと言われています。

  

これらのウイルスは神経が好きで

活性化すると

神経に炎症を起こし

傷つけてしまいます。

  

炎症の起きた神経はむくむことで

まわりから圧迫されてしまします。

よって、早急に炎症を止めることが大切です。

  

ここで登場するのが

ステロイドです。

それにより、一気に炎症を止めます。

    

ラムゼイ・ハント症候群の時には

抗ウイルス薬が処方されます。

これはウイルスを殺すお薬ではなく

これ以上ふやさないようにしてくれるお薬です。

  

それらの2つにより

今の炎症を止めます。

  

そうすればこれ以上

症状が進みません。

  

  

あれあれ?

じゃあ、鍼灸は

いらないのでは?

と思いますよね。

   

鍼灸が何をしてくれるのかと言えば、

身体の免疫系に作用します。

身体を元気にしてくれます。

  

つまり、顔面神経麻痺は

過労や

精神的なストレス

冷たい風によるストレス

睡眠不足などにより

身体の中で潜伏していた

ウイルスが再活性化しておきます。

   

そんな時に身体の免疫系に作用してくれて

身体を元気にしてくれる鍼灸をすることで

そのウイルスに打ち勝つことができるのです。

   

そして、血流を良くして

患部に新鮮な血液を送ります。

ウイルスにより傷ついてしまった神経に

新鮮な血液を送ってやります。

そうやって顔面神経麻痺に対処しているのです。

   

  

できるだけ早期に治療を行った方がいいです。

神経がたくさん傷ついてしまうと

もとには戻りにくくなります。

つまり、後遺症を残してしまう結果になります。

   

  

当院で来院してすぐに

顔面神経麻痺の状態を評価し

点数化します。

はじめの点数が悪いと

後遺症を残してしまうことが多いですが

スキッと治る方もいらっしゃるので

はじめから

後遺症が残るか残らないかはわかります。

ある程度の予測はできるかもしれませんが…

   

   

発症から3ヶ月~5ヶ月ぐらいまでの方は

週に2~3回の頻度で来院していただきます。

   

   

なぜなら、半年ぐらいまでに治らないと

症状が固定してしまうことが多いです。

それ以降は治療しないわけではありません。

   

それ以降でも治療をすると

少し楽になったり

冷えが改善したり

動きが良くなったりするという方もいらっしゃるので。

  

YNSA(山元式新頭針療法)には

12脳神経点の

顔面神経点があります。

  

顔面神経麻痺の患者様には

その点に大きな反応が現れています。

そこをしっかり刺激しています。

   

そして、お顔にも直接

丁寧に鍼をしていきます。

電気はながしません。

血流を促す目的で

やさしくていねいに細めの鍼を使って

施術していきます。

  

そして患者様へのアドバイスとして

顔をカイロやお風呂で温めてもらったり

顔をマッサージしてもらったりしています。

  

患者様が安心して治療に取り組めるよう

当院ではどう対処していったら一番良いかを

お知らせしています。