春にめまいがおきたり
心が不安定になるという経験はありませんか。
春は草木が芽吹く季節です。
梅や桃、桜の花が咲いたり
若々しい葉を目にし、
パワーを感じるのではないでしょうか。
冬はモノを収める季節ですが
春は発散の季節になります。
人間の身体も一緒で
冬は毛穴を閉め、
身体を温かく保っていましたが、
春になると毛穴を少しずつ開き、
夏に汗をかくことができるように準備をしていきます。
毛穴を開いて、
これから夏に向けてどんどん増える陽(熱)を
発散する必要があるからです。
毛穴を開いて汗をかき発散をする。
ということができないでいると
どんどん身体の中に熱がたまってしまいます。
春は毛穴を開ける準備をしていくのですが
身体がそれについていかず、
その上、陽気(熱)は上に上る性質があるので
身体の上半身に熱がたまるし、
熱の逃げ場所がない!
という状態になります。
そして、春はまだまだ寒いことから
下半身は冷えているため、
さらに「上半身に熱がたまる。」
という状態に拍車をかけます。
そうすると人間の身体は
『やじろべえ』の状態になり
ふらふら
クラクラ…
『めまい』が起きてしまうのです。
(心が不安定になるのも同じ原理です。)
よって、春にめまいの起きる人は
というのがいいのではないでしょうか?
自分ではうまくいかなかった場合は
かかりつけの鍼灸の先生に
ご相談なさったらいいかと思います。