自律神経には
交感神経と副交感神経があります。
自律神経とは
意志とは関係なく
内臓の働きをコントロールしている神経のことです。
交感神経は「闘争と逃走の神経」と言われ、
それに対して、
副交感神経は活動に備えた状態を整える神経と言われています。
交感神経は無意識のうちに作動しています。
その神経の活動が痛みの原因となってしまうことがあるのです。
神経の伝達は活動電位によってなされます。
その交感神経の電気活動が
「なにもしなくても痛い」という状態をもたらします。
ピリピリする。
チクチクする。
電気が走るような。
そんな、どこかをケガしたことによる痛みなどとは違う
痛みを引き起こすのです。
よって、その電気活動を抑えるために
交感神経を遮断することが
痛みの治療になるのです。
首に注射をする星状神経節ブロックは
交感神経の遮断を行います。
よって、交感神経の活動が原因で起きている痛みには
星状神経節ブロックを行い
交感神経を遮断することで、
痛みの治療をすることが出来るのです。