◆副作用
はりの副作用
・内出血をすることがありますが、打ち身などの内出血と同じで3日から1週間程度でなくなります。
・はり先が神経近くに到達するとビリっとした感覚を受けますが、一時的なものです。今まで鍼灸で使用されるはりが原因で(鍼が折れるなどの問題がなく)神経を切断したという報告はありません。
・脳は頭蓋骨により守られているので、頭へのはりは安全ですが、手術などにより一部頭蓋骨のない方がいらっしゃいます。その場合は必ずお知らせください。
・はりが肺に刺さると気胸(肺に穴が開いて呼吸がしづらい症状が出ます)になります。片側の肺気胸でしたら呼吸は可能です。もしも胸が苦しいなどということがありましたらすぐにお知らせください。
・はりを刺すので感染症の心配がありますが、その心配を最小限にするために使い捨てのはりを使用しています。免疫抑制剤などの使用で極端に免疫力の下がっている方はお知らせください。
お灸の副作用
・当院ではいろいろな種類のお灸を使用しています。もぐさのお灸、台座付きのお灸、炭のお灸、棒のお灸などがあり、症状によってお灸を使い分けています。すべてのお灸はやけどができないように注意していますが、ごくたまにやけどになることがあります。
・お灸の直後にお風呂に入ると、水膨れになることがあります。お風呂は施術の前後1~2時間あけてください。
スーパーライザーの副作用
・出力を上げすぎると光の性質上、身体の奥深くをやけどすることがあります。
施術全般の副作用
・食事は施術前後1~2時間あけて行ってください。
・施術後にお酒を飲むと酔いが回りやすくなります。施術をした日は飲酒を控え、ゆっくり休むようにしてください。
・施術後、身体にだるさを感じることがあります。それははり施術によるもので心配ありません。少し休んでいただければそのだるさは取れてきます。どうしてもそれが日常生活に差し支えるようでしたら、次の施術時におっしゃってください。はりの刺激量を調整することができます。
参考文献
鍼灸医療安全ガイドライン 編集 尾崎昭弘・坂本歩/鍼灸安全性委員会 医歯薬出版株式会社